こんにちは、BabyJです😊。
なんとなく聴きたくなって、好きなR&BやHip Hopから、JoeやLauryn Hillの曲を聴く。ふと気づくと、歌詞が分かる、聴き取れている。
100%完璧ではないけれどちゃんと聴き取れたことはとても嬉しい体験でした。
今日は、楽しいだけでなく英語力アップに繋がる、洋楽を使った英語リスニング学習についてご紹介します。
洋楽のリスニング難易度
経験上、英語のリスニング難易度は、易しい順に、英会話教材<大学の授業や講義<ニュース<映画<洋楽なのではないかな、と思っています。
英語学習者用に作られた英会話教材が、一番易しいのは当然。使用されている表現やスピードが、英語学習者に合わせて作られているからです。
次に易しいのは、大学などの講義です。標準的な表現で分かりやすい構成である上、スピードの方も分かりやすさを配慮しているからです。
同じ理由から、CNNやBBCなどのニュースも、標準的な英語が使われているから分かりやすいのです。ニュースの内容について知識があれば、さらに理解の助けになるのです。
CNNニュースでは、複数の出演者が相手を遮るようにして、自分の意見を主張するので、うるさくて何を言っているのかわからないことが頻繁にありますが、英語とは別の問題ですね。
生きた英語の宝庫ー映画と洋楽
それとは別格なのが映画と洋楽です。
本場の日常表現とそのままのスピード。分かりやすさを考慮した標準的な英語ではありません。
以前、「ボブという名の猫」の記事で書いたように、映画は、日常生活で使用される生きた英語表現の宝庫なのです。
どのような場面や登場人物の関係性で、どのような表現が使われるのかを、映像を手がかりに自然に知ることができるのです。
けれども、「英語学習」では習ったことのない初めて聴く表現や語彙や省略 (リエゾン) が多いので、リスニングの難易度は高いのです。
洋楽の歌詞は、その上、映像による手がかりがないので、映画よりさらに難易度が高いのです。
洋楽を使ったリスニング学習
では、どうしたら、洋画の歌詞が聴き取れるのでしょう。
ただBGMのように「聴き流して」いたのでは、何度聴いても聴き取れるようにはならないのです。
何かしながらでもいいのです。とにかく、理解しよう、分かろうとして聴く姿勢が大事です。「勉強」のようにやる必要なないけれど、楽しみながらも、理解に努める姿勢です。それを続けるうちに、ある日聴き取れるようになるのです。
私が歌詞が聴き取れるのは、特別に何かした練習したわけではありません。そんな姿勢で何度も聴いていた。そして、気づいたら理解できていたのです。
英語のインプットの蓄積でリスニングが上達
結局、以前も書いたとおり、今までいろいろな洋楽を聴いたり、映画を見たり、ニュースやドキュメンタリーを観たりしてインプットされた表現や発音、いろんなものが、自分の中で蓄積され、熟成されて、ある日突然、分かるようになったのだと思うのです。
例えば、Joeの「Stutter」という、恋人に裏切られた心情を歌った曲で、ところどころに、”I’m not done” “I’m not done”というのが入ります。
それが聴き取れて、「まだ終わっちゃいない」というような意味だと分かるのだけれど、どこでこの表現を覚えたのかは覚えていないのです。
テキストで「学習」したのではないけれど、何故か知っている。知っているから聴き取れるのです。
https://www.babyj.info/howtomasterenglish/
好きな洋楽が聴き取れると嬉しい
好きなミュージシャンの好きな曲を聴くのは、その曲が好きだから。
その曲が今の自分の気持ちや状況にしっくりくるから。何かを感じて、聴きたい!と思うから。
だから、歌詞が聴き取れたときはとても嬉しいのです。
好きなミュージシャンが曲を通して伝えたいこと、そして今自分の心が求めている何かを、生きたかっこいい表現を通して、直に感じることができるのです。
そして、心に訴えたその曲の歌詞を忘れることはないのです。
洋楽のリスニングは勉強じゃないからずっと心に残る
歌を使って、歴史的史実を覚えたり、科学の仕組みを覚えたりという方法はYouTubeなどでも話題でしたよね。
とても楽しくて効果的な学習方法だと思います。
でも、それは、あくまでも意図的に学ぶ学習。
一方で、意図があって努力して学んだのではなく、好きだから聴いて、耳に入ってきた言葉、表現は、「好きだ」という気持ちが伴う分、インパクトが強いし、決して忘れないのです。
そして、また、そうやって洋楽から知った気の利いた表現は、何かの時に役に立つかもしれません。誰かに気持ちを伝えたい時、そしてまた、自分の今の気持ちを素敵でクールな表現で表してみたい時に。
洋楽で歌詞のイースターエッグ
映画を観ていて、字幕に訳されていない、隠れた言葉を聴き取れた時は、Macのイースターエッグを見つけたみたいに嬉しい、と以前書きました (Macの特定のキーの組み合わせを押すと何かが起こるAppleのエンジニアが仕掛けたいたずら)。
洋楽の場合も同じようなことがあるのです。
例えば、歌詞には載っていないラップの絡みなど。この部分を聴き取れた時はイースターエッグを見つけた気分です。
You taste like a banana cake. You shape like number eight. You are my number one candidate. (Joe, Thank God I Found You, ラップ部分)
Loving you is like a song I am playing (Bob Marley and Lauryn Hill, Turn Your Lights Dow Low)
その他、心にビビビッときた歌詞。
Sweet prince of Ghetto. Your kiss taste like amaretto. Intoxicating oh, so intoxicating. *amarettoはアーモンド風味のイタリアのリキュール
(Lauryn Hill, Sweetest Thing)
Girls to me you’re like a diamond. I love the way you shine (Joe, All the Things)
好きな洋楽の歌詞を聴き取れたら、楽しいし嬉しい。そして、楽しい気分で自然に身に付けた表現は絶対に忘れないのです。
英語の勉強ではなく、楽しんで自然に身についてしまう。そんな学びが一番だと思うのです。
そしてそれは映画も同じなのです。
ではでは😊👍🏻。