こんにちは、BabyJです😌。
先日は、相手と繋がっているだけで、人間関係を築いていると思うのは、間違いですよ、ということを書きました。
表面的なやりとりだけで、人を理解し、理解してもらうことはできないからです。
実は、最近、仕事でそれと似たような体験をしました。表面的やりとりだけで、人を判断するのは間違いだと思い知ることになったのです。
人間関係で大切なことは、人には、表面には現れないそれぞれの事情があることを考慮することなのです。
今日はそんな体験についてお話ししたいと思います。
会社の業務で知らない外国人男性の対応をすることに
私は、会社で、海外からの人材採用の仕事をしています。
が、最近、会社がお世話になっている取引先の頼みで、ある日本在住外国人男性のために、住み込みのお手伝いさん兼ベビーシッター (nanny) を海外から採用することになり、その採用業務を私が担当することになりました。
会社のトップがお世話になっている関係者の頼みだから、ということで、通常の業務とは別に、特別に対応するという位置づけでした。
けれでも、会社として、どういう方針で対応するのかがまだ決まっていなかったため、その外国人男性とは、まだ直接のやりとりをしないように、と指示されていました。
やりとりで判断｜自己中心的で推しが強い人
ところが、まだ何も決まらないうちに、その男性から、私宛に次から次へとメール連絡が来るようになりました。
とにかく、1日も早く、お手伝いさんに来て欲しいということで、自分の要望とスケジュールを連絡してくるのです。
「明日そちらに伺うので打ち合わせしましょう。」「お手伝いさんの来日は2週間後にしたい。」など、こちらの都合を尋ねることもなしに、次から次へと一方的に進めようとするのです。
こちらとしては、突然請け負うことになった要望で、どう対応するかも決まっていない状況なのに、です。その上、返事はまだかと催促までしてくるのです。
随分、自己中心的で押しの強い人だなぁと思っていました。
まだ、会社の方針が何も決まっていないので、メールにはすぐに答えないでいると、電話までかかってくるのです。ファーストネームで馴れ馴れしく、「明日は打ち合わせできるのか」と言ってくるのです。
こちらがまだ用意がないのに、あまりに押しが強いので、しまいには、上司の指示で私は居留守を使い、電話には出ない始末でした。
実際に会ったら別人｜勝手なイメージは大間違い
そうしているうちに、やっと会社の対応方針が決まり、彼に会って打ち合わせをすることになりました。私の上司も一緒に、です。
ところが、実際に会ってみたら、驚いたことに、思っていたのとはまるで別人のようだったのです。
受付にいらした時から、とてもとても緊張している様子でした。可哀想なくらいに。
とても横柄で、押しが強いと思っていたイメージとは大違い。とても謙虚で、真面目で誠実な方だったのです。
人間関係で大切なこと｜人の事情を考慮する必要性
彼から受け取った書類を確認してわかりました。
奥様と離れて日本暮らし、会社を経営している状況。2人の子供の世話をしてくれる住み込みのベビーシッターが一刻も早く必要な状態だったのです。
そして、採用しようとしている女性は、長年、自分の子供の世話をしてくれた人で、子供もとても慕っている、信頼できる女性なのです。
とにかく一刻も早く、子供達のために彼女に来て欲しい。という切羽詰まった状況だったのです。
だから、あんなに押しの強いやり方で進めようとしていたのでした。
人間関係で大切なこと｜会ってみなければ人は理解できない
大切な家族や子供のために、そして仕事のために、一刻も早くなんとかしようと必死だった、焦っていた、と状況が分かってからは、居留守など使って悪かったと思い、彼のためにできる限りのことをしてあげようという気持ちになりました。
けれども、あの押しの強いメールや電話のやりとりで、そんな彼の状況や気持ちを推し量ることなどできる術もなかったのです。
彼の状況や本当の人となりは、会って話をして初めて分かったことでした。
やはり、改めて思いました。直接会って話をしなければ、人を理解することなどできないのです。
メールや電話など、文字や声だけでは、その人の状況まで察することはできないし、どんな気持ちでその言葉を送り、発しているのかを知ることはできないのです。
知ることができるのは、ほんの一面なのです。表面的なやりとりだけで、人を判断してはいけない。
人間関係で大切なことは、人には、それぞれ置かれた状況や事情があることを忘れないことだと思うのです。
ではでは😌👍🏻。
