こんにちは、BabyJです😊。
実は、最近、何故か突然俳優の大泉洋が好きになりました。
電車の中で目にするCM広告などで、なんとなく気になってはいたのですが、名前も何をしている人かもわからないままでした。ずっと前から活躍されていて、数々の映画やドラマに出演している人気俳優だったなんて、全く知らなかったのです😅。
そして、数々の主演作品の中から、なんとなく惹かれた観た映画『幸せのパン』。
ほんわかと暖かく、お話も映像も音楽も全てがメルヘンみたいな不思議な世界観のある映画。とても幸せな気分にさせられました。
今頃?と思われるかもしれませんが、この素敵な映画についてご紹介したいと思います。
大泉洋主演映画『幸せのパン』とは?
映画『幸せのパン』の製作は2012年、つまり6年前です。北海道の月浦の洞爺湖のほとりで、「カフェマーニ」というカフェを経営する夫婦のお話です。
水縞君 (大泉洋) が焼く手作りパンとりえ (原田知世) が入れる美味しいコーヒー、そして野菜がたっぷりの美味しいお料理。
窓から、湖が見渡せる自然の中の明るいウッドハウス。遠くから来たお客様が宿泊できるよう、2階には、ハーブが飾られた居心地の良い部屋が用意されています。
そしてまた、恋人に誕生日の旅行をすっぽかされた若い女性や、訳ありの親子や、晩年の夫婦など、色々な問題や想いを抱えたお客様が訪れるのです。
そして、彼等はここでの時間や水縞君夫妻のさりげない暖かさに癒されていきます。
静かだけど、暖かくて心が癒される。そして、本当の幸せは何かがわかるそんな映画なのです。
幸せのパンの舞台、カフェーマーニーの由来
カフェの名前「カフェマーニー」の由来は、主人公のりえが、小さい頃読んでいた絵本『月とマーニ』。
少年マーニと、マーニが自転車のカゴに乗せている月とのお話。こんなお話です。
少年マーニは 自転車のかごに月を乗せて
いつも東の空から西の空へと走っていきます
太陽を乗せた少女ソルがやってくると
マーニは少しおやすみします
ある日 マーニが歌いながら自転車を走らせていると
やせ細った月が言うのです。
「ねえマーニ、太陽をとって。
一緒にお空にいると とってもまぶしくって。」
「だめだよ、太陽をとったらこまっちゃうよ。」
「誰が?」
「僕だよ。」
「どうして?」
マーニはきっぱり言いました。
「だって太陽をとったら君がいなくなっちゃうから」
そしてこう続けました。
「そしたら夜に道を歩く人が迷っちゃうじゃないか。」
「大切なのは
君が、照らされていて
君が、照らしている
ということなんだよ。」
そしてそれからずっと
いまでも月とマーニは自転車に乗って 毎日夜空を渡っています。
ずっと、絵本の中の少年マーニに憧れ続けていたりえが、大人になって水縞君と出会い、夫婦で北海道に移り住んだ。そして始めたカフェの名前が「マーニ」なのです。
*この絵本は実際に存在します。
カフェマーニーの素敵な夫婦
何よりも素敵なのは、水縞君とりえ夫婦の間に流れる静かでさりげない、けれども暖かい空気というか風のようなものです。
雪の中を一緒に歩きながら、「何をお祈りしたの?(さっき、願かけをした神社で)」と尋ねるりえに、水縞君は「それは秘密だよ。」と答えます。
映画の最後にわかるのですが、水縞君の願いは、りえの「マーニ」になることだったのです。
料理のための野菜を、2人で洗うというなんでもない1コマにも、2人でいることの暖かさが伝わってくるのです。
日常の1つ1つを大切に生活するということ
そして、この映画に何よりも一番感銘を受けたのは、水縞君夫妻が、日常生活の1つ1つを大切に丁寧に暮らしていること。
パンのタネを丁寧に心を込めてこねる。1つ1つのパンを心を込めて焼く。
ご飯をお釜で炊いて、炊き上がったご飯を大切なもののように丁寧にかき混ぜて蒸らす。
野菜スープに入れるハーブを丁寧に紐で結んで、スープの上に綺麗に添える。
普通なら機械的にこなしてしまうかもしれないような作業工程の1つ1つも、心を込めて丁寧に行うのです。
それができる心の豊かさと余裕、緩やかな時間の流れがあります。
日常生活の1つ1つのことを丁寧にすることは、自分の、自分達の人生を大切に丁寧に生きることに繋がるのだと思うのです。
だから、それはとても素敵なことなのです。
洞爺湖の湖畔カフェマーニーのメルヘンのような素敵な空間
そして、物語の場は、北海道という広大な地でのメルヘンのような空間。
洞爺湖の湖畔の素敵なウッドハウスでの日常と月のある風景がところどころで映し出されます。
そして、ナレーターとして、映画の冒頭から最後まで、水縞君のやりえの心の情景を語るのは、夫婦に飼われている可愛い子羊なのです。
映画のエンディングテーマソングにびっくり
ほのぼのとした映画の終盤、なんとなく幸せな気分になっているところへ流れるエンディングテーマは、矢野顕子の『ひとつだけ』。
この映画のほんわかした雰囲気にぴったりの曲なのです。
その上、驚いたことに、清志郎 (忌野清志郎)とのデュエットなのです。
矢野顕子と清志郎??と意外に思ったけれど、とても味があって、本当にこの映画にぴったりのエンディングテーマだったのでした。
作詞・作曲・歌: 矢野顕子・忌野清志郎
欲しいものは たくさんあるの
きらめく星くずの指輪
寄せる波で 組み立てた椅子
世界中の花 集めつくる オーデコロンけれども今 気がついたこと
とっても大切なこと
欲しいものは ただひとつだけ
あなたの心の 白い扉 ひらく鍵離れている時でも わたしのこと
忘れないでいてほしいの ねぇ おねがい
悲しい気分の時も わたしのこと
すぐに 呼びだしてほしいの ねぇ おねがい楽しいことは ほかにもある
満月の下のパーティー
テニスコートを 駆けまわる
選びぬいたもの 集めつくる 中華料理けれども今 気がついたこと
とっても大切なこと
一番楽しいことは あなたの口から
あなたの夢 きくこと oh…離れている時でも わたしのこと
忘れないでいてほしいの ねぇ おねがい
悲しい気分の時も わたしのこと
すぐに 呼びだしてほしいの ねぇ おねがい離れている時でも わたしのこと
忘れないでいてほしいの ねぇ おねがい
悲しい気分の時も わたしのこと
すぐに 呼びだしてほしいの ねぇ おねがい離れている時でも わたしのこと
忘れないでいてほしいの ねぇ おねがい
La la la… la la la…ねぇ おねがい ねぇ おねがい
映画エンディングそのままの曲はこちら >>
「幸せのパン」ほんわか幸せな気分になる映画
本当に、ほんわかと幸せな気分になれる映画、そして幸せは何かを教えてくれる映画です。そして、また、日常のさりげない1つ1つのことを丁寧にやっていくことの素晴らしさを教えてくれる映画です。
是非是非見てみてください。
ではでは😊👍🏻。