考え方・生き方

諦める力は生きる力

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f:id:bjlewis4u:20190801221416j:plainこんにちは、BabyJです😌。

先日、「何もかもうまく行かない時のサバイバル法」という記事を書きました。仕事も恋愛も人間関係も全部うまく行かない時に書いたもの。

何もかもうまく行かない時のサバイバル法何もかもうまく行かない、という経験したことがありますか?例えば、仕事は下り坂、恋愛は玉砕、友達とも疎遠になってしまったなど。私がまさにそうでした。けれどもそんな状況でも毎日生きていかなければならないのです。今日は、何もかもうまく行かない時のサバイバル方法について、私が試行錯誤から出した答えをお話します。...

そして、その記事の中で、うまく行かない時は、無理してポジティブに生きなくていい、何も期待せず、自分を大切に生きよう、と書きました。

そういった思考の延長として、今日は、為末大 (ためすえ だい) の本「諦める力」から学んだことをご紹介したいと思います。

為末大は、オリンピックで銅メダルを取った、400メートルハードルの元アスリートです。25年間のアスリート生活を通して学んだ「諦めること」の大切さについて書いています。

諦める力 勝てないのは努力が足りないからじゃない

諦めることは明らかにすること

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「諦める」というと、志半ばで、目指していたこと、望んでいたことを仕方なく断念する、というようなネガディブなイメージがあります。

けれども、仏教では、「諦める」とは、「明らかにして決めること、選ぶこと」なのです

つまり、この道は自分には無理だから断念するのではなく、この道は自分の道でないことを明らかにして、別の道に進むことを選ぶことなのです。

為末大は、最初は、花形競技である100メートルで活躍していました。が、途中で自分の限界を認め、「自分に向いていて、勝ちやすい」400メートルハードルに転向しています。

常に注目を浴びるメジャー競技である100メートルに未練を感じつつも、数値を冷静に分析した結果、自分の限界を明らかにして、400メートルハードルの方を選ぶことに決めた、のです。

そして、その結果、オリンピックで銅メダルを取っています。100メートルを続けていたら、到底メダルは取れなかった、と書いています。

うまく行かないのは努力が足りないからじゃない

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目指していることがうまく行かない場合、努力が足りないからだと多くの人は考えます。

簡単に諦めてはいけない、まだ頑張りが足りない。頑張ればきっとうまく行く、と努力し続けるのです。特にスポーツの世界では。

自分には、才能がない。自分にはそれは向いていないと薄々気づいていても、ここまでやったのだから、と頑張り続けるのです。

そして、諦めないこと、諦めずに頑張ることは、日本では、美徳であり、賞賛されることです。逆に諦めることは、根性がないことと思われてしまいます。

けれども、うまく行かないのは、努力が足りないせいではないのかもしれない。そもそもの能力や才能が届いていない、もともと間違った場所にいる可能性だってあるのです。

諦めないことの代償は大きい

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ここまでやったのだからと、諦めずに頑張り続けることの代償は大きいのです。

競技に勝ち進み、オリンピックに出場し、メダルを取る、という目的のために、何年も努力を重ね、頑張り続けるアスリート。

けれども、実際にオリンピックまで行って、メダルを取れる人はほんの一握りです。

メダルを取って英雄になれる一握りのアスリートの陰には、夢を果たせなかった無数のアスリートがいるのです。

30代後半になってから、諦めて別の道に行こうとしても、社会経験も、これといったスキルもないために就職もできず、生活苦に喘ぐ人も多いのです。

諦めなかったことで人生の大きな代償を払った人達のことは報道されません。報道されるのは、「諦めずに頑張って」メダルを取ることのできた一握りの人達のことだけなのです。

弁護士になることを諦めず、何年も司法試験を受け続けて、一度も社会経験をすることなく、年齢を重ねていく人も同じことです。

諦める力の考え方|負け戦をせずに生き延びることが大切

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諦めずに努力を続け、年月を重ね、大きな代償を払うことになる前に、自分の能力を見極めることが大切です。

本当にこの道で努力すればうまく行く見込みがあるのか。頑張って続けた場合、この先どうなって行くのか。良い見通しが期待できないなら、何でなら勝てるのか、どの道だっらうまくいくのか。

できれば、少しの努力で勝てる道を選ぶ方が生きやすい。「どうにかなることをどうにかすればうまく行く道」を選ぶ方がお得なのです。

どうしたってうまく行かない道を選んで、負け戦をした挙句、人生を無駄にするよりも、勝てる道でうまくサバイバルすることが必要です。

大義名分と儀式が必要な日本人|決めたらさっさとやめる欧米人

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今まで頑張っていたことをやめると決めた時、日本人の場合、きちんとした区切りやけじめをつけようとします。

辞めることに大義名文や終焉イベントが必要なのです。

次のオリンピックまで頑張る、とか、次の大きな大会を最後に辞める、とか。ファンや社会に感謝を示すため、ということもあるのだと思いますが。

けれども、欧米人の場合は、骨折をしたからちょうど潮時だとか、引越しをしたからとか、別のことをやったら楽しかったからとか、ちょっとしたきっかけで、さっさと辞めてしまいます。

ちょうど良い区切りまで待ったりしない。オリンピックや大きな大会を目前にしていても、急に明日から来なくなる、のだそうです。

辞めにする、終わりにすることに大きな準備や心構え、儀式が必要ない。日本人とはあまりに対比的な、軽すぎるくらいの辞め方です。

それは気負わなくて身軽で楽な生き方です。

諦める力は生きる力|とにかく自分らしく、無理しない

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目指していること、手に入れたいことのために、努力することは必要なことです。簡単に諦めない方が良いことは変わりません。

けれども、努力すれば、頑張ればなんとかなるのかを見極めることが大事なのです。

それには、自分のことがよくわかっていなければいけないし、木を見て森を見ずにならないよう、大局的に自分の位置を把握する必要もあります。

成功を収める一握りに入れないのであれば、自分の人生をサバイバルするのです。

人生でサバイバルするには、何を選べばいいのか、どの道なら戦わずに勝てるのかを明らかにする必要があります。諦めるプロセスです。

そして、そのプロセスでは、自分の本心に従うこと。自分らしくあること。無理をしないこと、が大事なのだと思います。

諦める力は、スポーツに限らず、仕事、恋愛、人間関係、その他全ての人生の道で必要な生きる力なのです。*同じように鈍感力も必要ですね。

私も、会社では成功しない。つまり頑張っても昇進や出世はしないということを明らかにして諦めました。

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皆さんも、もしも頑張っているのにうまくいかないことがあったら、頑張ってうまく行くのかを明らかにしてみる必要があるかもしれません。

諦めて別の勝てる道を探した方がサバイバルできる可能性だってあるのです。

ではでは😌👍🏻。