こんにちは、BabyJです😊。
以前、関連記事にも書きましたが、日本の会社で、英語を扱う仕事をしていると、ちょっと不甲斐ない思いをすることがあります。
ここで言う「日本の会社」とは、英語ができる少数の社員だけが英語の業務をやっているような、普通の会社のことです。
今日は、日本の会社での英語の仕事で、何がどう不甲斐ないのかについてお話しします。
英語の仕事|英訳の質の違い
ある日、私のところに、他部署で英訳した契約書と説明書が回ってきました。
説明書の方に部分的な追加を加えたいとのことで、その部分だけの英訳を依頼されたのです。
契約書の方はプロが訳したけれど、説明書の方を訳した担当者が休んでいる、というのが依頼の理由でした。
契約書と説明書がセットなので、まず、両方にざっと目を通しました。
契約書の方は、確かにプロが訳したらしい完璧な英文でした。一方、説明書の方は、Google翻訳とはいかないまでも、高校生の英作文のような文章で、あまりにも文章の質に差があり過ぎたのです。
社内用ならまだしも、相手先企業との契約に使用するものだったので、さすがにこのままではまずいと思い、説明書を全部1から英訳し直しました。
とても、部分だけを訳して戻す気持ちになれなかったからです。それほど2つの文書に差があり過ぎたのです。
そして、提出の際、そのことを上司に報告しました。
英語の仕事|英語ができる人は同じじゃない
結局、その説明書は、新卒の「英語ができる」子が訳したものだったことがわかりました。
そもそも、対外的な契約書に付随の説明書を、経験のない新卒に任せること自体に驚きました。多分、その新卒の子は、入社の際に、保有資格や本人の申告によって「英語ができる」と見なされていたのかもしれません。
まもなく、その彼女の所属部署の上層部から、私の上司宛に、「どこがいけなかったのか教えてあげて欲しい。」と依頼がありました。
でも、それは無理なのです。
根本的な英語の能力やセンス、知識の問題だから、1時間くらい時間を取って教えれば済むものではないのです。
上司にもその旨を話しました。決して私の英訳が完璧だと言っているのではありません。けれども、プロが訳した契約書と比較してあまりにも質の差があり過ぎたので、私が少くともましな英文に直したのです。
決して、元の訳が「間違っていた」訳ではないのです。
どこがどうだった、と1つ1つ教えることはできないのです。そういう問題ではないからです。
英語の仕事|海外の弁護士とのやりとり誰でも同じ?
同じような経験が以前にもありました。
上司から、会社の商標について、海外の弁護士とのやり取りを任せられました。契約書とか同意書をいつも翻訳しているので快く引き受けました。
ところが、その次の言葉に驚いたのです。「XXさんにやってもらってもいいし。」と。
XXさんというのは私の部下である新卒でちょっと英語ができる女性です。
上司は、私がたくさんの仕事を抱えていて忙しいので、部下にやらせてもいいよ、経験になるし、と配慮したつもりで言ったのは重々分かっています。
けれども、いくらちょっと英語ができても新卒なのです。いきなり、日本語ですら読んだこともない契約書について、海外の弁護士と英語でやり取りするのは無理ではないかと思うのです。
そもそも内容が法律なので、英語とは別の次元で難しいと思うのです。
英語ができる人=何でもできる?
いつもいつも思うことです。
会社では、英語ができる人は皆、同じレベルの英語力があって、同じように何でもできると思っているのです。
年齢や経験、バックグラウンドに関わらず、何でも簡単にできると思っているのです。
それが日本語だったらどうなのでしょう。
契約書や同意書や説明書を誰もが簡単にうまく作成できる、と思うでしょうか?新卒に対外的な契約交渉をいきなりやらせるでしょうか?
何故、英語だと「誰でも」「何でも」できることになるのでしょう。
英語の仕事|英語ができればできるわけじゃない
対外的な交渉や通信は、「英語」ができればこなせるわけではないのです。
文化も考え方も異なる相手とやり取りするには、臨機応変に対応する柔軟性や、物事をはっきり明確に言う姿勢と文章力が必要です。
時間や期限を守らない、きちんと確認しない、依頼した通りにやらない、のが当たり前の文化が相手の場合、相手が日本人であるかのように対応しても何も進まないのです。
けれども、英語でのやりとりの中身は理解されないから、その辺の能力は正当に評価されません。そもそも、そういう能力が必要であることも気づいていないのです。
外国人も、日本人と同じように考え、行動する、それが当然と思っているのです。
英語に関わり、英語の業務についている人達が共有して持つ意見、悩みではないかと思うのです。
英語ができる人は皆同じじゃない
そうは言っても、これは、うちの会社がそうなのであって、これが日本のAppleやGoogleだったら、こんなことはないのでしょう。
少しでも、理解してもらえるよう、その都度、はっきり伝えていくしかないと思うのです。英語ができる人は皆同じように、何でもできるわけではないことを。
ではでは😊👍🏻。