【この記事はSTORY1-17と順に続く連載記事になっています】Story 1はこちら
こんにちは、BabyJです😌。
アメリカ留学をしていた時に、「ヘーゼルナッツコーヒー」を飲む機会があり、それ以来ヘーゼルナッツコーヒーの大ファンになりました。
彼が、自分の店で「ヘーゼルナッツ」を使ったシフォンケーキを作る、と言ったことが、破局に繋がって行くとは夢にも思いませんでした。
ヘーゼルナッツのシフォンケーキ
彼が経営するカフェでは、コーヒーの他に手作りのシフォンケーキを出していました。
彼がヘーゼルナッツのケーキを焼くと言ったのは、私がヘーゼルナッツが好きだからだと思いました。
そして、彼の方から「ヘーゼルナッツ焼けたよ」と朝、LINEで連絡があったのです。
けれども、「嬉しい!じゃあ、今日食べに行くね。」と言った時、彼が言った言葉は、「(私が喜んでくれて) 良かった」ではなく「ありがとう。」だったのです。お店のマスターとしての。
だから、私のために焼いたのではなくて、私のヘーゼルナッツへのこだわりから、なんとなくやってみようと思っただけなのだな、と思ったのです。
店に入った時に気づいた彼の嫌な顔
行きの電車が途中で止まってしまったので、電車の中から「止まってしまったから着くのは遅くなる」と言うLINEのメッセージを送りました。
けれども、なんとなく、そういうメッセージが送られることを快く思っていないように感じました。
特に心待ちに待っている訳ではないから、遅れる連絡は必要ないという気持ちが伝わってくるようなちょっとそっけない返事だったのです。
そして、彼の店に一歩足を踏み入れた時、彼はカウンターではなく、奥の席でギターを引いていました。お客さんは1人もなく彼が1人でした。
ギターから顔をあげて私を見たときの彼の表情を今でも忘れません。「とても嫌そうな」表情だったのです。
私のことが嫌なのではなく、私が来ることが嫌なのではなく、私との状況が嫌でならない、とでもいうような。そう私は感じました。
けれども、私はそれを見なかったことにしたのです。引き寄せの法則に従うために。
目の前で起きている現実は関係ない。思考で未来を変えられる。そういう考えに従うことを選んだのです。
彼の店にいてもつまらない
嫌な顔をしたのも一瞬のことで、カウンターに来てからは、また以前の彼に戻りました。
親しげにいろいろなことを話しました。私もさっきのことは忘れて、明るく元気に振舞ったのです。
けれでも、なんとなく彼は、心ここにあらずの感じで、他のお客様を交えて3人で話していても、途中でスマホをいじったり、コーヒーの支度を始めたり、積極的に話に加わる様子ではありませんでした。
いつもなら、彼の店でおしゃべりして過ごすのはとても楽しい時間だけれど、私はなんだかつまらない、乗らないなぁという気持ちでした。
それは彼の態度のせいです。
私との未来はないと示す態度
他のお客様がいなくなって、2人になってからも、彼の態度はいつもと違っていました。
今までは、バイク事故で骨折した指のリハビリの経過についてや家のことなど、いろいろなことを話してくれたのです。
なんでも自分のことを聞いて欲しい人なのです。
それが、今回は、むしろ話さないようにしているようなのを感じました。Facebookに、もうすぐ抜糸の手術をすることを書いていたのに、そのことも言わないのです。
そればかりか、一人で生きていくだけのお金があればいいとか、自分の心配だけしていればいいから気楽だ、とか、ことさらに、私との未来などないとほのめかす発言さえするのです。
残業はないはずなのに残業
それでも、負けずに、最後まで、前向きに元気に振る舞い、「もうそろそろ」と席を立ちました。
ヘーゼルナッツケーキを作ったばかりだから、ケーキを作る必要はないのに、彼は、「ケーキを焼かなければならないから残業していく」と。
また、サバサバと、「道に迷わないようにね。ありがとう。」と見送られ、店を後にしました。
ご飯を食べに行きたいと馬鹿なメッセージ
ここまで散々、拒否的な態度を取られたら、通常であれば、ここで引くことでしょう。
けれども、引き寄せの法則の本やブログ、メルマガで学んだこと、カウンセリングで言われたことによって、私は別の方向に行ってしまったのです。
目の前の現実を見ない方向に。
なんと私は、帰りの電車の中で、彼にLINEを送ったのです。「今日はお疲れ様。今度はまた一緒にご飯が食べに行きたいな。相談したいこともあるから」と。
誘ったのではなく、単に願望を口にしたつもりでした。相談云々は、口実です。
何故、そんなことをしたのか。それは、行きの電車の中で、たまたま読んだ、カウンセリングを受けた彼女のメルマガのせいです。
彼女のメルマガに書いてあったのです。願うことの種を蒔きなさいと。
例えば、ハワイに住みたいと願っているなら、ハワイのパンフレットを集めるとか、周囲の人にそのことを話すとか、種を蒔いておくと実現しやすい、というのです。
彼とまた、一緒にご飯に行きたい、という願いを叶えるために、それをちょっと言ってみた、という程度のつもりでした。
彼は私を徹底的に拒否
いつもはすぐに来る返事が、なかなか来ませんでした。来ないということはまずかったのだなとは流石に思いました。
そして、家についてしばらくしてから、やっと返事がありました。「今日はありがとう。相談って何?」と。
副業をするつもりだから、自分で店をやっているあなたから助言が受けたいという意味のことを言いました。
けれども、彼は、そんなことは相談をしなくても、自分のやり方を見ていればいいとか、自分なんかより開業セミナーに行けばいい、とか様々な理由を述べたてて、拒否の構えでした。
ここで私は、思い出してしまったのです。カウンセリングで言われたことを。
下手に出る必要はない。あなたは強いはず。言いたいことを言っていい。喧嘩になってもいい。彼がどんな態度でも気にしないこと、というアドバイスを。
だから、私は言いました。相談というのは、ほんの口実で、それはどうでもいい。本当はあなたとまたご飯に行きたいだけだ、と。
付き合っている人がいるから君とは無理
またしばらく応答がなく、しらばく時間が経った後、彼から信じれられない返信が来ました。
「付き合っている人がいるから、君とはご飯には行けない。ごめんね。」と。
付き合っている人!?何故、そんな人が突然出てくるのか。
バイク事故にあった時は、「誰とも話していなくて寂しい」と私に電話をくれた。最近まで、LINEでやり取りをしていたし、わざわざ彼の方からも連絡をくれていた。
「付き合っている人」がいるはずがない。それは私に諦めてもらうため、ご飯を断る口実だ、と思ったのです。
だから、私は返事をしました。「それは知らなかった。それは違うと思う。でも、そう言いたいという気持ちはわかりました。ごめんなさい。」と。
それが最後です。この日を最後に、FacebookのいいねもLINEの連絡もなくなり、何の関わりもなくなったのです。
彼の方から、「ケーキが焼けたよ。」と連絡があったその日の夜、急転直下、破局し、復縁の努力は水の泡となったのです。
何故、突然こんな展開になったのか、とても信じられませんでした。
私が急ぎ過ぎて、全てをぶち壊したのだと、気づく余裕もないまま、彼との間がいきなり終わってしまったのです。
まだ、このブログは続きます。
ではでは😔👍🏻。
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