【この記事はSTORY1-17と順に続く連載記事になっています】Story 1はこちら
こんにちは、BabyJです😊。
最近、とても悲しいことがあったことを書きました。
不安な思いをダイレクトにぶつけてしまったために、とても大切な彼を失うことになってしまったのです。
彼から、いつもの「おはよう」の挨拶が数時間なかっただけで、何故連絡がないのかと問い詰める意味のLINEを送ってしまったのです。
突然の別れのきっかけは私のひとこと
実は、以前にも同じようなことがあり、これで2度目でした。1度目は、「心配しないで、もっと信じて。」と言った彼でしたが、今回は違いました。
自由を愛する彼は言ったのです。
「僕は自由でいたい。ちょっと挨拶がなかっただけでこんな騒ぎになるのなら、もっと大きなことがあった時にはどうなるかわからない。これで2度目だ。君とはやっていけない。僕達は合わないと思う。もうやめる。」と。
いくら詫びても、何を言ってもダメでした。取りつく島もないほど腹を立てていたのです。それほど、彼にとっては、とても大きなこと、自由を愛する彼の根源に関わることだったのです。
彼の決意は硬く、お別れとなりました。「今まで楽しかった。ありがとう。さようなら」という最後の言葉の後電話を切って、全てが終わりました。
私は、ちょっと甘えを言ってみただけのつもりでした。だから、それが突然の別れに発展するとは思ってもみなかったのです。
だから、つい数時間前まで恋人だった彼が、突然何の関係もない他人になったこと、全てが消えたことが、とても現実のこととは思えませんでした。
別れに繋がったひとことの裏の意味と解釈
別れになるとは思わずに言ったひとこと、そしてそれから発展した彼との話し合いの中で、私は言いました。「私はなんでも正直に言う性格だから一生治らないと思う。」
それも甘えから、つい言ってしまったのです。
それが、さらに別れへの決断を促す結果となりました。「そんな風に開きなおるならもうやめる。君はそういう人だったのだとわかった。君とは合わない。」に繋がったのです。
私は、自分の正直な気持ちを伝えなければ気が済まない性格。言いたいことを素直に言うことは良いことで、それが自分らしくあることだと思っていたのです。
何年もの間、携わっている海外や外国人を相手に仕事をするという経験から、欧米的な「ダイレクトにものを言わなければ伝わらない」という思考が身についてしまっているのです。
聞くべきことははっきり聞く。相手の意見と自分の意見が異なる時は、はっきりと自分の意見を言う。はっきり言うことできちんと話し合いができて、お互いが納得できる答えを見つけることができるから。
そのようなやり方でどんなに複雑な仕事でも1つ1つ着実にこなしてきました。だからそのやり方は有効で、それは良いこと、と思っていたのです。
でも、それは海外を相手にした「仕事」だったから。
私の間違いは、仕事ではない恋愛で、相手の気持ちや状況を考えず、ありのままに気持ちをぶつけてしまったことです。
そして、相手の生き方や考え方において。どう解釈されるかまで思いが至らなかったのです。
別れに繋がるひとことを言ってしまった本当の理由ー不安
私が何故、言うべきでないひとことを言ってしまったのかというと、何よりも、不安で耐えられなかったからです。
相手が何故そういう態度や行動を取るのかわからなくて不安だったから、単刀直入に聞いてしまったのです。
普通なら察しなければいけないこと、わからないままでいいことだってあります。挨拶がないなんてそのレベルのことです。
けれども、わからないことを推測して、不安でいるより聞いた方がすっきりすると思ってしまったのです。
そのひとことは、不安から出た言葉であるゆえに、相手を問い詰め、非難する気持ちが込められています。
その気持ちは相手にダイレクトに伝わってしまうのです。
人が言いたいことをいわない理由|大事なことは相手の気持ち
日本では、言いたいことが言えない、言わない人の方が多い。それが当たり前でそれが美徳と見なされているからです。
改めて、何故多くの人達が、言いたいことを言わないのか、聞かないのかをよく考えてみました。
相手の立場や状況を考えてこんなことを言って良いだろうかと考えるから。
言われたらどういう気持ちがするか、言った自分をどう思うか。相手に言う、聞く、という自分の行動がどう解釈され、どんな影響があるのか。いろいろな可能性を考えたら怖くて言えないから。
そして何よりも、人との関係を良好に保つのが第一だから言わないのですよね。
言う、聞く、という危険を冒すよりも、わからないことは曖昧のまま、あるがまま受け入れて、そのままでいることを選ぶのです。それが普通の大人なのでしょう。
恋愛で大事なことははっきりさせることじゃない
確かにその通りだと思います。1番大切なことは人との良い関係を保つことです。
全てのことに白黒をつけ、はっきりさせることではないのです。
人間関係は曖昧でわからない部分があって当然。グレイの部分があって当然。だからこそ味わいのあるものなのです。
言うという危険を犯して得られるものは、自分がすっきりするという自己満足だけ。むしろマイナスにしかならないのです。
自分はただ聞きたかっただけだ、甘えてみただけだと言っても、言われた相手はそのようには解釈しない。
言われた相手は驚きと共に、その人なりの枠組みで解釈する。その解釈は自分が全く意図しないでものである可能性だってあるのです。
ひとこと言うことの大きな代償ー別れ|大事なことは何か
生きていくうえで、1番大切なのは、人との出会いや人との関係。人との間は、長い時間をかけてゆっくり自然に育てるもの。
ところどころでいちいち白黒はっきりさせて、わかろうとするものではない。
特にそれが恋愛や大切な人だったらなおさらそうだと思います。
言いたいことを言い、聞きたいことを聞くことの代償は大きい。本当に大切な人間関係を失ってまで、はっきりさせて得られるものは何もないのです。
これからは、恋愛で不安な状況に陥ったときは、何か言いたい衝動にかられた時は、何が大事なことなのか、言ってしまったらどうなるのかを考えるべきだと身をもって思うのです。
ではでは😌。
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