アメリカCNNニュース特番「ハリーとメーガン」の内容をまとめました。
こんにちは、BabyJです😊。
この週末は、ハリー王子とメーガン・マークルの結婚式でしたね。メーガンがアメリカの女優であり、しかも黒人ハーフであることから、この結婚には、とても関心を抱いていました。
黒人ハーフで、離婚経験者で、キャリア・ウーマン。王室のプリンセス候補としては、全く適さないと言われたメーガンが、ハリー王子と結ばれた背景について、CNN特番の内容を基にご紹介します。
※ハリーはヘンリーの愛称です。
この記事を書いているBabyJは、国際恋愛歴も英語歴も数十年。実体験、外国人男性に直接聞いた意見、そして、海外の専門家から得た知見を元に、マッチングアプリで外国人と出会う方法や付き合うコツ、英語のコミュニケーションの仕方をご紹介しています。
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ブラック・ビバリーヒルズで育ったメーガン
白人の父親、黒人の母親の間に生まれたメーガン。裕福な黒人の住む、”ブラック・ビバリーヒルズ Black Bevery Hills” と呼ばれる地域で育ちました。
ハリウッドの私立小学校に通っていた頃から、女優を目指していたといいます。それと同時に、「性の平等」にも関心を持っていました。
ある日、幼いメーガンは、プロクター・アンド・ギャンブル Procter & Gamble のテレビコマーシャルを見ていました。その時、油まみれのお皿の映像と共に、ナレーションが流れたのです。「毎日、油まみれのお皿を洗う”女性”」と。
家では、父親もお皿洗いをしているのに、「何故、女性?」とCMに疑問を抱いたメーガンはヒラリー・クリントンに抗議の手紙を書いたのです。
この手紙が功を呈し、しばらくしてから、CMのナレーションの言葉が「女性」から「人々」に変わったのだそうです。
白人と黒人のアイデンティティの間で|自分は何者?
メーガンは、この経験から、自分でも社会に影響を与えられる、世界を変えられることを知ったのです。
その一方で、白人警官による黒人への迫害と暴動に揺れるアメリカで、白人でもあり、黒人でもある自分のアイデンティティに苦しみました。
そんな苦しみを抱えながらも、女優として成功を収め、同時に名門のノースウェスタン大学に入学し卒業。演劇と宗教学を学びました。
常に、自分は何者で何ができるかを模索し続けたのです。
名声を利用して途上国支援に尽くすメーガン
メーガンは、女優として成功し、名声を得てからも、性の平等、女性の地位向上のために働き続けました。
その頃のアフリカやインドなど開発途上国では、生理中の女性を汚れたものと見なし虐げていました。
そんな状況から女性を救うために、メーガンは、自分の女優としての名声を利用して、生理用品と、衛生教育の普及に尽くしたのです。
ハリー|いつも2番目、傷ついた心
一方のハリーも、メーガンと似たような人生の道筋を辿っています。
母、ダイアナの突然の死に直面した際、まだ幼かったハリーは、王室という状況の中で、喪失感や悲しみを表すことができず、全てを自分の中に閉じ込めてしまいました。
そして、精神を病んでしまったのです。
その上、小さい頃からいつも兄であるウィリアムが一番で、自分はいつも2番目、兄のスペアに過ぎないという思いから、コンプレックスを抱き続けていました。
たまたま、王室に生まれてしまったことを受け入れられず、一時は、王室から離脱することすら考えたのだといいます。
自分は何者?軍隊で自分を見つけたハリー
ハリー王子が、心の病から立ち直ることになったきっかけは、10年あまりの軍隊生活にあります。
当初は、戦闘地域での任務も予定されていたところ、イスラム過激派が、ハリー王子を標的にしていることが発覚したことにより、一旦、除隊を命じられました。
命を守るために自分だけが除隊を命じられたというそれら一連の状況に腹を立て、自分から志願して、再び、軍隊に戻ったのです。
そして、戦闘ヘリコプターの操縦士として、次第に頭角を現し、高い評価を得ました。
そのことによって、いつも兄のスペアで2番手だったハリーは、自信を取り戻し、これが転機となり、自分のアイデンティーを見つけることになるのです。
プリンスであることを利用して慈善活動に尽くすハリー
以前は、自暴自棄で、ドイツナチスの軍服を着たりと、王室のお騒がせものだったハリーは変わりました。
一時は、王室を離脱し、プリンスの立場を捨てることすら考えたハリーは、自分のプリンスとしての地位を利用して、慈善活動に尽くすようになったのです。
メーガンが、自分の女優としての名声を利用して、開発途上国に尽くしたように。
そしてまた、母、ダイアナの意思を継ぎ、HIV患者の地位向上に務めたり、開発途上国を訪れ、支援活動をに従事したりしたのです。
ハリーとメーガン|会うべくして会った似た者同士
イギリスとアメリカという別々の国に生まれ、王室とハイウッドという全く異なる世界で生きていたふたりが出会い、そして結ばれるこになったのは、不思議な夢物語のようでもあります。
当然ながら、メーガンは、自分がイギリス王室のプリンセスになることなど夢にも思っていなかったのではないでしょうか。
けれども、それぞれ、同じようにアイデンティティークライシスに苦しみ、自分探しをし、世界をより良くするために尽くしてきた、双子のような似た者同士なのです。
あり得ないようでいて、実は、会うべくして会った運命の相手だったのでしょう。まさに”made for each other”なのです。
メーガン|プリンセスとしての資質
メーガンはハリーと出会う前、プロデューサーと結婚し、数年で離婚しています。
当然ながら、ハリーにもこれまで、数人の女性との恋愛経歴があります。
けれども、どの女性も、王室という世界や、常にスポットライトを浴びながら公的な責務を果たさねばならない重圧に耐えられないという理由で、離れていったようです。
亡きダイアナが本当に愛していたと言われるパキスタン人医師、ハスナット・カーンも、人生を静かに平和に暮らしたいと言って、ダイアナの元を去ったことが思い出されます。
王室に入るということは、勇気と覚悟のいることなのです。
一方、メーガンは女優という職業柄、スポットライトにも公の場で演じることにも慣れている上、それをこなすタフさがあります。
王室に適さないと言われていたけれど、本当は資質があるからプリンセスとして選ばれたとも言えるのではないでしょうか。
ハリーとメーガン|ウィリアム王子夫妻を凌ぐ人気になる?
CNNの特番に登場した王室関係者(または王室報道担当官か何か)が、番組の中でCNNアナウンサーに尋ねられました。
「ウィリアム王子・キャサリン王妃夫妻を凌ぐ人気になる可能性があるのではないか?」
これについての回答は、
「まさにそう通りです。そして、それは問題と思われます。」でした。
長い自分探しの旅から、自分が誰で、何ができるかを知っているふたり。そして、あるがまま、自然に生きるふたり。
そんなふたりは、オーソドックスな、つまり正統派である、ウィリアム王子・キャサリン王妃夫妻よりも、市民にとって、より親しみがあり、より魅力的に映るからです。
そして、私もそれに力強く同感です。
けれども、それは王室にとっては、具合の悪い状況です。
これからも、ハリーとメーガンは、自分たちの思いと信念に忠実に従って、生きていくことでしょう。そして、伝統を守る保守的な王室に荒波を立てていくのかもしれません。
ではでは😊👍🏻。
【追記】これは、2人が結婚した2018年に書いた記事です。イギリスとアメリカの遠距離恋愛から始まった、まさに国際恋愛。4年後の今は王室を離れたハリーが書いた暴露本「スペア」が物議を醸し、世間を騒がせています。上に書いた王室関係者の心配が現実になり、ウィリアム王子夫妻を凌ぐ人気を得てしまったことがきっかけで王室を追われることとなりました。けれども、2人の愛は変わることはありません。これからも一緒に自分らしく生きていくことでしょう。ハリーの母、ダイアナのように。