恋愛心理学

恋愛哲学|樹木希林のように菩薩の愛で人をすること

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こんにちは、BabyJです😌。

昨年、樹木希林が闘病生活の末に亡くなりました。

私は、まだ30代だった樹木希林 (悠木千帆) が、ジュリー好きのお婆さん役を演じた『寺内貫太郎一家』を現役で観ていました。

亡くなってすぐの週末、テレビでやっていた特集番組を観ました。そして、樹木希林の内田裕也への愛のあり方に強く心を打たれました。

内田裕也が、離婚届を勝手に提出した時、まだ30代だった樹木希林は、「これからが本当の夫婦だわ」と言ったのです。

普通なら、夫に一方的に離婚を決められたら、ショックで自暴自棄になったり、相手と泥沼の争いになったりするかもしれません。

でも、樹木希林は、その当時はまだ30代という若さであったにも関わらず、夫が何をしようと言おうと、全く動じることがなかったのです。なんという強さでしょう。ウルトラ級の「鈍感力」とも言えるかもしれません。

そこで本記事では

菩薩のような愛で夫を愛し続けた、樹木希林の愛のあり方

についてご紹介したいと思います。

この記事は、以下の本を元にしています。

一切なりゆき 樹木希林のことば

この記事を書いているBabyJは、かつて、42歳で国際結婚し、43歳で初めての出産をしましたがその数年後に離婚。結婚・離婚前後のアラフォーの頃や50代で婚活をした経験もあります。

樹木希林の恋愛哲学|彼の良さがわかっているは自分だけ

暴力を振るわれ、家の中は滅茶苦茶。お金のことも女性関係も無茶苦茶で、子供ができても家庭を顧みない夫。

それでも、樹木希林は、そんな夫にも良いところがある、それをわかっているのは自分だけ、と全てを受け入れ、夫から離れなかった。どこまでも愛し続けたのです。

どんなに夫が無茶苦茶でも、自分だけはわかっている。夫の素晴らしいところ、美しいところがわかっている。自分だけは知っている。それがずっと変わらなかったのです。何があっても。

樹木希林の恋愛哲学|彼は自分でなければ駄目だという自信

それだけではありません。

樹木希林は言いました。「夫は私中毒。私も夫中毒なのだ」と。

「中毒」とは、やめたくてもやめられないこと。アルコール中毒、麻薬中毒、ゲーム中毒と同じ。

やめた方がいい。続けたら身をもち崩し、自分がダメになる。それなのに、惹きつけられてやらずにいられない。やめられない、それが中毒。

お互いになくてはならない、どうしても断つことができない関係だということです。

それも、自分だけがそうなのではなく、相手も自分に対してそうなのだ、と断言できる自信。自分でなければ相手は駄目なのだ。支えられるのは自分だけなのだという自信。

彼女の揺るぎない愛は、そうした大きな自信に支えられていたのでしょう。

樹木希林の恋愛哲学|愛するのは彼に何かしてもらえるからじゃない

何かをしてくれるから夫が必要なのではないのです。

高価なものを買ってくれるとか、どこかに連れて行ってくれるとか、いつもそばにいて守ってくれるとかではないのです。

50年以上の結婚生活で、樹木希林と内田裕也が一緒に暮らしたのはたったの2年余りだといいます。

50年余りの別居生活。その間、男女としての関係はなかったのではないでしょうか。

その間、夫がどんなに好き勝手な行動をしようとも、全てを受け入れ、自分は1人で淡々と生きたのです。あるがまま飾らずに。

私が恋愛のバイブルにしている恋愛心理学者Dr. John Grayの本によると、ベスト・パートナーは、肉体、感情、心、精神の4つの惹かれ合う力が働くのだといいます。

樹木希林と内田裕也は、肉体以外の全ての面で強く惹かれあっていたのではないでしょうか。

樹木希林の恋愛哲学|仏の手のひらで守られ愛される

50年という歳月の中で、内田裕也は、樹木希林という仏様の手のひらの上で生きていた、と特番の中でキャスターが言っていました。

そのとおりだと思いました。

仏様の無償の愛があり、そして、手のひらの上の人も本当は仏様を心から求め、愛していた。手のひらの上の人は、自分で気がついていたのかいないのかわからないけれど、仏様の方はそれがわかっていたのです。

そして、深い愛で手のひらの上の人を守っていたのです。

恋愛哲学|樹木希林のように菩薩の愛で人をすること まとめ

特番では、過去のビデオ映像の中で、樹木希林が語った言葉が紹介されていました。

「どちらも変わり者で、似た者同士」だと。だからお互いがお互いでなければ駄目なのだと。

それを樹木希林は、まだ若いうちからわかっていたのでしょう。

一緒に暮らしていても愛のない夫婦もたくさんいる中で、一緒にいなくてもわかり合える、魂で求め合える「本物の夫婦」だったのではないでしょうか。

一緒にいないからこそ本物の愛を貫けたとも言えます。

そういう相手にめぐり会えた2人は本当に幸せです。そんな相手にめぐりあうことなく一生を終える人の方が多いのだから。

だから、もしも、そんな風に思える相手にめぐり会えたら大切にしましょう。そして、樹木希林のように愛せたら素敵だと思うのです。

ではでは😌👍🏻。