ホストの育て営業で沼にハマった60代について実話を元に書きました。
こんにちは、BabyJです😊。
ホス狂の若い女性達が、店の売掛金のために風俗に落とされるとか、立ちんぼをして売春行為をしたとか、ホストクラブの取締りを強化すべきだとか。最近は、ホストクラブの話題が度々報じられていますね。
実は、ホストにハマるのは若い女性だけではありません。60女だってハマるのです。
趣味のFBグループで「ホストクラブ体験ツアー」に参加したことから、私と知人は、ホストクラブにハマってしまいました。なんとどちらも60代熟女。
最初は私の方が熱狂的にホストにハマっていて、知人は特に何もない状態でした。
ところがその後、私はすぐ撤退し、知人だけがズルズルとホスト沼にハマって行ったのです。しっかりとホストに「育てられて」しまったせいです。
そこで、本記事では
- 私の場合と彼女の場合のホスト「育て営業」結果比較
- ホストの育て営業とは?
についてご紹介します。
本記事は、ホストクラブについてよく知らない一般の方向けに書いています。もしも自分や知り合いがホストクラブにハマってしまうようなことがあった時に、参考にしていただけたら幸いです。※なお、ここに書いたホストおよび知人の名前は全て偽名です。
熟女がホストクラブ体験ツアーに参加
ネットを見ていたら、趣味のFBグループ、中高年女子会の企画「ホストクラブ体験」の案内が流れてきました。
面白そう!一度も行ったことがないホストクラブ!どんなホストがいるのか見てみたい!と単なる興味から参加を決めたのでした。
そして、熟女ばかり10名くらいで、新宿歌舞伎町のとある有名なホストクラブへ。
そこは煌びやかな中にシックな雰囲気漂う高級ホストクラブ。そこにいるだけで日常から離れて特別な気分になれるような場所でした。
初めて店を訪れる初回客の場合は、こんな対応になっています。これはどこのクラブも大体同じ。なんとなく婚活パーティーの流れに似ています。
- 2、3人組でテーブルに着席。
- ホストが2人ずつ順番にテーブルにやってきて自己紹介&名刺を差し出す。お酒を飲みながら会話。
- 5分くらい経ったら、次のホスト2名に交代
ホストは、短い会話の間にLINE交換をしようとするけれど、それをするかは人それぞれの判断です。交換してもやり取りするかどうかは後で決めればいいので。
そして、次から次へといろいろなホストと話をして、最後に気に入ったホストを一人「送り指名」として選ぶのです。
送り指名したホストとは、もう一度会話もできるし、帰りにお見送りしてもらえます。
ホストに取っては、送り指名に選ばれることで、お客さんと親しくなって、本指名(次回以降の来店の際指名されること)へと繋げることができます。
若いイケメン外国人が好きな私は、金髪風で色白のちょっと外国人っぽい美形ホスト、光君を指名。
「今度一緒にランチに行こうよ」などと言われ、送りの際も荷物も持ってもらえたりして、ちょっと良い気分でホストクラブを後にしたのでした。
ホストの育て営業|私の場合 ガチ恋から失恋&撤退へ
それからは、光君から毎日頻繁にLINEが来るようになりました。
その数ヶ月前にアメリカ人の年下彼氏とお別れしたばかりだったため、また、年下の彼との同じような日々が戻ってきたようでちょっと嬉しい気分でした。
何もわかっていない私は、ホストのお仕事をしている年下イケメンとお友達になったような気分だったのですね。
最初の色恋攻勢
最初は光君の色恋攻勢がホストの「育て営業」だとは知らずにいました。
店外のデートに誘われて食事をした時も、一目でホストとわかるビジュアルの彼と一緒にいることが特別な体験のようでウキウキでした。
ラブラブモードでいろいろ甘い言葉を言われることも、また以前のように、そんな風に言ってくれる人ができて良かったなんて思っていました。
デートの最後にはキスまでして、また楽しい何かが始まったような気分だったのです。お馬鹿なことに。。。
その後すぐ、ホスト歴の長いX (Twitter) 友達に「育てだね!」と言われたことをきっかけにホストクラブやホストについて調べまくり、ホストの育て営業のやり方についてしっかり理解しました。
つまり、簡単に言えば、お客さんを色恋でハメて、お金を使うよう「育てる」営業方法です。
ホストについての本
- ホス狂いー歌舞伎町ネバーランドで女たちは今日も踊る
- 夢幻の街ー歌舞伎町ホストクラブの50年
- さびしいまる、くるしいまる。
※中村うさぎがホストにハマった実話 - 私という病
※中村うさぎがホストにハマった結末
その他、漫画からドラマ化された超有名な「明日、私は誰かのカノジョ」のホスト編も、普通の女の子、萌が、ホストの色恋育て営業にハマっていく過程と心理描写が鮮明に描かれていて観る価値ありです。※ディズニープラスで視聴可能
突然の態度の変化
けれども、ある日の会話を境に、光君の態度が急変しました。
「私はただの会社員だから、ホストクラブの基本料金数万円ですらハードルが高い」と正直に発言してしまったのです。そのあたりから対応が変わったように感じました。
それからも相変わらず、毎日のようにLINEはくれていたけれど、以前のような色恋モードではなくなって、熱量が激減したという感じ。
多分、ホストにハマることはない見込みのない客、つまり育てがいのない客と判断されたのだなと思いました。
ホストにガチ恋
けれども、私は、最初のラブラブ攻勢の頃から、美形の光君に恋をしてしまっていました。だから、ずっと続くと思っていた色恋モードがバッタリとなくなって落胆気味でした。
けれども、光君を取り戻すために、お金をかけて光君に会いに行こうとか、光君のためにお金を使おうとか、ホストにハマる方向には行かなかった。そもそもお金がないし、ホストクラブで遊んでいられるような状況でも立場でもなかったからです。
それに、私はやっぱり恋愛至上主義。今まではお金を払わなくても若い外国人イケメンが好意を示して甘い言葉をかけてくれていたのです。
いくら光君が好きでも、私は単なる客であって、私のことを好きな訳ではない。一方的に私が片思いをしているだけ。お金を払っても好意は得られないのです。
そんな風に恋愛目線で見ていたのでした。
キープされ失恋、撤退
店にもほぼ行かず、お金も使わない。それでも光君のことが好きな私に、毎日律儀に連絡をくれていた光君。
けれども、そんな毎日もとうとう終わりに。
売れ始めて忙しくなった光君は、お金にならない私に費やす時間がなくなったようで、毎日あった連絡が、数日に1回、「おはよー」の4文字だけになっていったのです。
ホストからすればそれは当たり前のこと。今まで毎日連絡をくれていたことは、サービス過剰だったと言っても過言ではない状態。私は育てる価値もない客なんです。
売り上げを上げて、トップを目指すためには、毎日のように通い、何十万、何百万というお金を費やしてくれる客のために時間と労力をかけるべきなのですから。
でも、私から見ると、たまにしか連絡が来ない私は単なるキープ。それなのに、連絡を待って一喜一憂している。私はなんと愚かなのだろう。相手はホストなのに。恋人ではないのに。
そう思ってきっぱりやめることにしました。ある意味、失恋してやめるようなものです。
お店に通っていた訳でもないから、最初から最後まで本当に私の勝手な片思いで終わったのです。それまで、光君がお金にならない私の相手をしてくれていたことには感謝しかありません。
知人の場合|ホストはただの推し
一方、あの日、同じくホストクラブ体験ツアーに参加しつつも、最初は何もなかったヒロコさん。それが私とは反比例して、しっかりホストに育てられ、ホスト沼にズルズルとハマっていくことになるのです。
完全友達モードのホスト
ヒロコさんは、気にいったホスト、流星君を送り指名したものの、店の手違いで送ってはもらえませんでした。
そればかりか、その後、流星君からきたLINEは事務的で全く盛り上がらない。きっと自分には興味がないのだ。つまらない。と不満を漏らしていました。
けれども、その後、私と光君が下降気味になるのと反比例して、ヒロコさんは徐々に流星君からの連絡が増えるようになり、店外デートにも誘われるようになりました。
店外デートとは言っても、色恋モードは一切なし。友達にようにただ食事をして「思ったより居心地が良かった」などと言われるだけでした。
それでも、2回、3回と誘われるうちに、長身でスーツの似合う若くダンディな流星君にヒロコさんは心を奪われていったようでした。
ホストはただの推し
何度も店外デートに誘ってくれる。けれども、相変わらず色恋は一切なし。いつも友達みたいに食事してさようなら。そんな状態に不満ながらも、ヒロコさんはますます若いイケメン流星君にハマっていきました。
けれども「私のように流星君に恋しちゃたの?」と聞くと「それほどではない。単なる推しだ」と。
彼女は私とは違って、気に入ったアイドルにお金を費やす、推し活の人だったんです。彼女に取っては、気に入ったホストも単なる推し活の対象だったようなのです。
少なくとも最初は。
ホストの育て攻勢|友達から色恋イルミネーションへ
流星君が、色恋モードでないことに不満を抱き続けながらも、デートに誘われれば会いに行き、店に来てと言われれば飛んでいく彼女。使う金額も増えていく。そんな彼女に流星君は一気に攻勢をしかけて来ました。
彼女が店に行けばシャンパンを入れて欲しいとねだる。彼女がシャンパンは絶対に入れないと拒否すると、今度は、クリスマスは一緒に過ごそう。プレゼントも買ったからと言ってくる。年末も店に来て、一緒に過ごしたいと言ってくる。
そして、クリスマスは一緒にイルミネーションを見にいってそのまま店へ。帰りには「ハグさせて」と抱き寄せられる。手をつないで歩く。と、急速に色恋風になっていきました。
実際はハグや手を繋ぐ程度では、色恋とは言えないでしょう。けれども、流星君の攻勢が少しずつ度合いを増していくにつれて、彼女の気持ちも言動もどんどん変わっていったのです。
最初の頃は、店外デートに行っても、絶対に店には行かないと言っていました。それが、「店に誘ってくれない」から「誘われなければ行かない」になり、最後は声をかけられれば会いたくて飛んでいくようになりました。
月に何度も店に行くようになり、最初は2万が限度と言っていたのが、あっという間に月10万以上に。ホストクラブでは、10万などは底辺レベル。それでも、私達、一般の会社員からすれば大金なのです。
シャンパンをねだられても、絶対にシャンパンだけは入れないと言っていたのが、次第に、「流星君の誕生日までにお金を貯めてシャンパンを入れる」に変わっていきました。
会社の仕事だけではお金が足りないから。副業をしなければとも言い始めました。流石に風俗は考えないでしょうけれど。
ヒロコさんは、どんどん流星君の手のうちにハメられてしまっていったのです。
二人の世界|それは推し活なの?
それでも彼女は言います。これはただの推し活だ、と。流星君のことはそれほど好きな訳ではない、と。
相手はホストだし、自分がただの客であることもよくわかっている、と。
けれども、私からは、頭ではわかっていても、自分では気づかずにかなり心を持っていかれて2人だけの世界に入り込んでしまっているように見えました。
推しの幸せを願う推し活
恋愛至上主義で、推し活には全く興味のない私は、推し活について調べてみました。
調べた結果をまとめると推し活とはこういうことのようです。
推し活とは?
推しの幸せと健康と成功を願って、そのためにお布施(お金を使う)をしたり、応援したりする活動。それは1対多数の関係。皆で推しを応援する活動のこと。
参照元:人間にとって「推し」とは何なのか、イケメン俳優オタクの僕が本気出して考えてみた
大事なのは推しの幸せであって、そこには「自分」はないのです。
一方、彼女に取って、流星君との関係は完全に1対1の関係。
流星君が店のナンバーワンになった時の反応は、予想外でした。
流星君がナンバーワンになったという成功を喜ぶのではない。それほど売れるということは、たくさんの客と良い関係と築いているということ。自分への対応は他の人と違うのではないだろうか。だからもうやめたいと悩むのです。
彼女に取って、一番大事なのは、自分が流星君にどう思われ、どう扱われるかであったようです。
そして、いつまでも流星君と分かり合えないと言ってはいつも悩んでいました。それにもなんだか違和感を感じていました。
私は、光君とわかり合いたいなんて考えたこともなかったからです。こちらがいくら好きでもホストと客だし、友人でも恋人でもないからです。
恋人のような二人だけの世界
彼女に取って、流星君は、1対1の個人的な存在であるだけではありません。
ディズニーシーに行った時は、流星君に写真を送ったり、お土産を買ったり、神社では、「これくらいは私もしなければ」と流星君の成功を祈って願掛けをしたり、なんだかヒロコさんは流星君の恋人のようなのでした。
ヒロコさんが話す話題は、毎日、流星君のことばかり。頭の中は流星君だけ。
それでも「そんなに流星君に恋しちゃっているの?」と聞くとやはり「それほどはない」との返事なのです。
ホストには、何十人というお客さんがいて、その一人ひとりとの関係がある。ホスト1対何十人の関係がある。そのことは彼女もわかっているはず。
けれども、ヒロコさんに取って、流星君との関係は二人だけの特別なもの。二人の世界なのです。それはある意味そうではあるのですが。
女性を沼にハメる ホストの育て営業とは?
結局のところ、ヒロコさんは、ホストの育て営業にまんまとハメられてしまっていたのだと思うのです。
一方、光君の場合は、最初に猛烈に色恋営業を仕掛けたけれど、こいつはハマりそうにないと早々と私を見限ったのでしょう。だから、スパッと色恋モードはやめたのです。
ホストの育て営業とは?
では、ホストの「育て営業」ってそもそも何?
ホストクラブをまだよく知らない女性を、店外のデートに誘い、恋人のように毎日LINEや電話をしたりして、好意があるかのように思わせます。
店に呼ばないことで、お客さんとしてではなく女性として特別な興味があるのだと思わせるのです。ただのお客さんとして営業をしているのではないと。
相手が自分を好きになって恋愛モードにハマったところで、連絡回数を減らしたり、冷たくしたりして、執着させ依存させます。店外に誘うこともやめます。そして、会いたければ店に来なければならない状態にするのです。
そして、店でだけ恋人のような親密な時を過ごします。そして、君だけが頼りだと言って甘え、シャンパンや高額の酒をねだり、売り上げに貢献させるのです。
そうやって徐々に、女性を、たくさんお金を使う客「エース」に育てていく手法です。
※参考:女性を傷つけるホストの「育て」とは?育ての手口7STEPと3つの対処法
ヒロコさんのホスト流星君は、誘えば飛んで来てお金を使ってくれる彼女を、ホストにハマりそうな女性だと見抜いたのでしょう。
そして、店外デートを何度もやりつつ、色恋ではない友達モードを続けた。少しずつ色恋モードを混ぜながらも色恋はしない。そうすることで、いつかはきっと色恋になるかもと期待を抱かせたのでしょう。
パチンコと同じです。もっと続ければ、もっと良い結果がでるかもしれないとお金を使い続ける。だからやめられない。それと同じです。
店ぐるみ|ヘルプによる演出
ホストの育ては、他のホストも協力して店ぐるみで運ぶこともあります。客についての情報が共有され、さらにホストにハマるように仕組まれるのです。※これはXで知り合ったホストに詳しい女性達からの情報
実際、ヒロコさんの場合も、流星君の周りの複数のホストによっていくつかの演出がなされたようでした。
店に頻繁に行くようになった彼女は、ヘルプとして卓に着く他のいろいろなホストとも親しくなっていましたが、そんなヘルプ達から、ヒロコさんは耳打ちされました。「あんなに女性に甘える流星は見たことがない」「普通はこんな扱いはしないよ」と。
流星君にとって、自分はただの客ではない。特別なのだとヒロコさんが思ってしまっても無理はないかもしれません。
一方で、「流星の昇進祝いにシャンパンを入れてあげるべきだよ」などと言ってもっと売り上げに貢献するようほのめかすのです。
ホストクラブの基準では微々たるお金しか使っていないのに、流星君だけでなく、店の皆が自分を特別扱いしてくれている。皆が自分に好意を持っている。そう思い込み、流星君だけでなく、店そのものが居心地いい自分の居場所のようになっていったのです。
ヒロコさんが店の皆からチヤホヤされている話を聞いて、私ですら思いました。ヒロコさんはホストにモテる。一見年相応の普通の女性だけれど、きっと、男性から見たら、木嶋佳苗のように何故か男性を惹きつける、女性にはわからない魅力があるのだと。
ホストクラブ中心の生活
ヒロコさんから私に毎日来るLINEは、流星君とのことや、他のホストの話など、ホストのことばかり。他の話題は一切ない。100%がホストのことでした。
ヒロコさんの生活はホストクラブを中心に回っているかのようでした。そして流星君との関係が唯一の重要事項のようでした。
歌舞伎町をフィールドワークとしているライター、佐々木チワワが以下のように書いています。
‥‥興味を持ってくれた女性とは積極的に連絡を取り、ホスト側から客側の生活に入り込んでいく。(中略)ホストにハマるとホストクラブを中心に世界が回り、そこが居場所に思えてくる。ホストが発する言葉を営業として割り切ってたまに行くのではなく、その虚構を維持するために不要な人間関係を断ち切っていく。そうしていつしか推しが偶像ではなく日常と地続きであるように感じられ、推しが商品でなくなったあとでも自分だけは一緒にいられるような気がしてくる。そうした錯覚を。ホストは言葉巧みに与えてくれる。「未来の関係性」に対する期待感を金銭に換える。“繋がれる推し”の立場を利用した搾取といえるだろう。
出典元:『「ぴえん」という病ーSNS世代の消費と承認』佐々木チワワ
まさにこのとおりなのだと思います。
それは一体どんな関係?ホストとの関係性を考える
ヒロコさんには、生涯、生活を支えてくれる伴侶がいる訳ではなく、パートの事務職員として生活しています。
そんな中、流星君にお金を費やし、自分の老後よりもシャンパンのためにお金を貯めるようになった彼女。何故そんなお金があるのだろうと思いましたが、私がとやかく言うことではないでしょう。
推し活でもホストでも、何にハマろうと、使えるお金があって、それが楽しいならそれで良いと思います。
けれども、相手はお金のために相手をしてくれているのであって、本当の恋人や友人ではない。それを忘れてはいけないと思うのです。
ホストという仕事は、お客さんに店に来てもらって、指名してもらって、お金を使ってもらうことが目的。それで生活の糧を得る仕事。
そのためにホストが売るもの、提供するサービスは、擬似的な恋愛関係であり、友達関係です。枕だってします(ベッドを共にすること)。それは、商品であり、サービスなので気持ちではないのです。
それなのに、本物の好意かもしれないと思い込んで、ホストに全てをかけて執着し依存し自分を見失ってしまう。でも、使ったお金はその場限りのいわば掛け捨てのお金です。
そして、仕事のできるホストほど、擬似を本物と思わせてしまうのであろうと思います。
そして、さらに副産物として、擬似的ではあってもアイドルのようなルックスの若いホストと親しい関係になることによって、自分自身の価値まで上がったように思ってしまうのです。
ヒロコさんは言っていました。もう同年代の普通のおじさんは相手にできない、と。「相手にできない」という言葉には、自分に値するのは、若くルックスがいいホストのような男性である、という意識が含まれるように思えてしまうのです。
今、ヒロコさんは、どんな状況になっているのかわかりません。もう私は関わりを持っていないからです。「知人」と書いているのはそのためです。
ホストクラブに一緒に行ったことがきっかけで仲良くなって、毎日のようにやり取りをしていましたが、「友達」と思っていたのは私だけで、彼女に取って私は、ホストの話を聞いてもらうだけの相手だったのだと最後にわかったからです。
ヒロコさんの興味と関心の対象はホストだけ。話すことはホストのことばかり。彼女に取って重要なのは、流星君との関係だけ。流星君とわかり合いたい。もっと親しくなりたい。それだけなのだなと思ったからです。
【実話】60女を沼にハメたホストの育て営業 まとめ
ホストの育て営業で沼にハマった60代について実話を元にご紹介しました。
使えるお金があるのであれば、一時の楽しみのために、たまにホストクラブに行くのもいいかもしれません。若いイケメンとお酒を飲みながら楽しい時間を過ごすのもいいでしょう。
けれども、毎日、色恋攻勢をかけられてハマってしまったら、ヒロコさんのように沼にハマって抜けられなくなる可能性があります。
仮にいつか抜けることができたとしても、その後の生活や恋愛にも影響をもたらしてしまいそうです。
ホストの育てにはご用心。
ホストが示す好意も、築いているかに思われる親密な関係も、本物ではありません。それは営業でありサービスに過ぎないのです。
全てをかける前にそのことを忘れないでください。
ではでは😌👍🏻。
ネットで出回っているホストの育てマニュアルは こちら
※ どんな女性がハメやすいのか、ハメるためにどんな対応をすべきなのかが、セリフ付で書いてあってちょっとショックを受ける内容です。実際にホストが書いたメモも掲載しました。
ホストについての本
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※中村うさぎがホストにハマった実話 - 私という病
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