考え方・生き方

セレンディピティ 偶然を計画する

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こんにちは、BabyJです😊。

以前、ネットで、「計画的偶発性理論 (Planned happenstance theory)」というのを読みました。

個人のキャリアの約80%が、計画したものではなく、「予期していない偶発的なもの」であって、偶然の出来事が、人のキャリアに多大な影響を及ぼしている、という理論です。

米国、ジョン・D・クランボルツ心理学教授の調査と分析に基づいた理論なのです。そして、この理論では、予期せぬ偶然を計画的に呼ぶ込めるような生き方が必要だと提唱しています。

予期せぬ偶然が幸運をもたらすことをセレンディピティ serendipityとも言います。

この考えは、キャリアだけでなく、人との出会いや毎日の出来事、全てのことについて重要な考えだと思います。

そこで、今日は、偶然を計画的に呼び込むには、どのような生き方が必要なのかについて、考えます。

「計画された偶発性理論」とは? – 『日本の人事部』

その幸運は偶然ではないんです!

セレンディピティ (Serendipity) 偶然が作る人生

私達の人生は偶然で形づくられています。

自分の1つ1つの決断や判断が結果をもたらすのだけれど、それがピタゴラスイッチ的に、別の連鎖を呼び、それがまた結果をもたらしているのです。

あることを選び、あることをし、ある場所に行くことがもたらす結果なのです。

*有名なホラー映画シリーズ「ファイナル・デスティネーション」をちょっと思い出してしまいました。

たまたま、ある日どこかに行って、誰かに出会う。たまたま、まっすぐ帰らずにどこかに寄り道する。お店で何となく、AよりもBという方の本を買う。

偶然が人生に多大な影響を及ぼすのであれば、幸運につながる偶然を呼び寄せるには何が必要なのでしょう。

以下に、セレンディピティ Serendipity を呼び込むために必要なあり方をご紹介します。

セレンディピティを呼び込む好奇心 curiosity

セレンディピティを呼び込むには、まず、様々なことに好奇心を持って、たえず新しい学習の機会を模索し続けることです。

何かを読んだり、観たり、聞いたりしたことに疑問を持つこと。

例えば日々のニュースや周りで起きていること。また、何かが流行し、話題になるのは何故なのか。

あのやり方ではうまく行ったのに、このやり方がうまく行かなかったのは何故か。

疑問に思ったことについて本を読む、ネットで調べる、人に話を聞く。その場所に行く。得た知識からよく考えてみる。そこからまた連鎖して繋がっていくのです。

以前、読書についての記事でも書いたように、たまたま興味を持って読んだ本の中で紹介されていた別の関連本や引用されていた事柄について、また読む、というように、学びは連鎖し、広がっていくのです。

自分が選んだものや意識、知識外のことも偶然知る結果になるのです。

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セレンディピティを呼び込む持続性 persistence

セレンディピティを呼び込むには、失敗しても屈せず、諦めず、努力し続けることです。

失敗したらそれで終わりなのではないのです。諦めたらそれで終わりなのです。

計画したこと、望んだことがうまくいかず失敗する。けれども、そこで、「もうだめだ」と諦めないことです。

何故、うまくいかなかったのかを冷静に分析し、どうすれば良いのかを考え、努力を続けること。

同じ失敗を繰り返さないようにするのです。PDCA 《PLAN (計画)→DO (実行)→Check (評価)→Act (改善)》を回すこと。PDCAを回しているうちに、少しづつ、サイクルの円は、目標、ターゲットの中心に近づいていくのです。

そして、そこに至る過程で、新しい気づきや発見がきっとまたあります。

その新しい気づきや発見から、またさらに新しい考えや方向が見出されるかもしれないのです。

セレンディピティを呼び込む柔軟性 flexibility

セレンディピティを呼び込むには、やりたいことは必ず実現する、 とポジティブに柔軟に考えることです。

実現のために、変えるべきところは変える。必要なくなったものは捨てる。

やり方も結果も1つではないのです。ただ1つの正しい答えがあるのではない。どんなことも白黒どちらかではないのです。

必ず、目的は達成できると信じ、あらゆる手段や可能性を考えること。どんなことも可能であると信じること、そしてその対応が偶然、解決策をもたらすかもしれないし、解決しなくても、別の道が開かれるかもしれないのです。

セレンディピティを呼び込む楽観性 optimism

セレンディピティを呼び込むには、こだわりを捨て、信念、概念、態度、行動を変えることです。

これは、上の「柔軟性」にも通じることです。

自分の今までの考え方ややり方が誤っている、それでは、うまくやっていけない、という体験をしたのであれば、今まで信じてきたポリシーや信念を柔軟に変えたり、捨てたりすることも必要なのです。

過去にこだわるのではなく、良い方向に変わっていけると信じる楽観性を持つことです。

どんな苦難にも意味があって、どんな問題のなかにも機会があるのです。

そして、実際に、変えること、変わることで、また、新しい流れを作り出せるのです。

セレンディピティを呼び込む冒険心 risk taking

セレンディピティを呼び込むには、結果が不確実でも、リスクを取って行動を起こすことです。

未来がわからなくても、どうなるかわからなくても、行動すること。自分の頭で考えて、自分で決めたことをやるのです。

危険に満ちた冒険か、もしくは無か、人生はそのどちらかを選ぶしかない。

ヘレン・ケラー

結果を恐れないこと。行動を起こすことによって、結果が生まれ、そこからまた、新しい連鎖が始まるのだから

なんだか抽象的になってしまいましたが、とにかく、毎日、仕事をするとき、何かに取り組む時、人と関わる時、諦めず、柔軟に、楽観的に、行動することがセレンディピティを呼び寄せるために大事なのです。

危険をおかすか無か。そのどちらかをえらぶとしたら、無よりも危険をおかす方がいい。

そうすれば、自分の人生にとって意義ある偶然を引き起こせる可能性が高まるかもしれません。

それからまた、偶然何かに出会った時に、それが持つ意味に気づくこと、その感性も大切なのです。

恋愛映画にもあったけれど、人生には「セレンディピティ」が必要なのです。

ちょっと話が逸れますが、イーサン・ホークとジュリー・デルピー主演の『Before Sunrise 恋人までの距離』をご存知でしょうか。

偶然、汽車の中で出会って惹かれ合った2人が、最後の別れの時に、お互いの連絡先も交換せずに、半年後に同じ場所で出会うことを約束だけして別れる。その後、どうなったのかわからないまま映画が終わる。でも、あれこそセレンディピティではないかと思うのです。

セレンディピティ(serendipity)とは、何かを探しているときに、探しているものとは別の価値あるものを見つける能力・才能を指す言葉である。何かを発見したという「現象」ではなく、何かを発見する「能力」を指す。平たく言えば、ふとした偶然をきっかけにひらめきを得、幸運をつかみ取る能力のことである。

引用元: wikipedia「セレンディピティ」

つまり、幸運な偶然に気づくアンテナですね。

ではでは😊👍🏻。