こんにちは、BabyJです😊。
お家で過ごす毎日。できれば有効活用したいですね。
今日は、そんな時間を使って、幼稚園〜小学校高学年のお子さんと一緒に、絵本を使って、生の英語を学ぶ方法をご紹介します。
使用するのは、イギリスの幼稚園・小学校で、国語の教科書として使用されている オックスフォードリーディングツリー (Oxford Reading Tree) です。*ORT=Oxford Reading Tree オックスフォードリーディングツリー
文法・語彙の難易度順に10ステージに分かれており、レベル別に順を追って学習することができる絵本のシリーズです。
【ステージ1のCD付パッケージ↓】
STAGE 1+ FIRST SENTENCES PACK (CD PACK)
【ステージ1から7のストーリー1話ずつとCD、解説が1つになったORT入門書↓】
イギリスの幼稚園・小学校で使用されている オックスフォードリーディングツリー
イギリスには、日本の教科書検定のような制度がなく、それぞれの学校で、独自に教科書を選定する方式を採用しています。
そんな中で、8割の小学校で「国語」の教科書として使用されているのが、 オックスフォードリーディングツリー (Oxford Reading Tree) のメインストーリーである、Kipper (キッパー) の家族のお話です。
Kipper というのは、主人公の男の子です。「Main Stories (メインストーリーズ)」という基本のシリーズでは、Kipperの家族やペット犬のFloppy (フロッピー) の日常生活が描かれています。
いわば、「サザエさん」のイギリス版。愛犬Floppyはサザエさんの家の飼い猫「タマ」と同じですね。
実際は、「Main Stories」の他に、そこから派生した3種類の「More Stories (モアストーリーズ)」があります。Oxford Reading Treeは、これらの各シリーズが各ステージ別に用意された膨大な構成なのです。
ステージは、1, 1+, 2, 3, 4, 5, 6, 7, 8, 9の10段階で、ステージ1は、1が文字なしで絵のみ、1+からが文字付きとなっています。
この記事では、Kipper の家族の物語、「Main Stories」をご紹介しています。
オックスフォードリーディングツリー Oxford Reading Treeが生の英語の学習に役立つ理由
何故、オックスフォードリーディングツリー (Oxford Reading Tree) が英語学習に役立つのか、その理由は主に以下の3つです。
- イギリスの家族の生活の描写を通して本物の英語が学べる
- ステージごとに徐々にレベルアップできる
- 可愛い絵を用いて、意味を推測したり、会話を拡げたりできる
まず、この絵本シリーズが役立つ第1の理由は、なんと言っても、イギリスの子供という、ネィティブを対象とした教科書なので、生の英語で書かれている、ということです。
Kipper と家族の日常生活を描いているので、生活に根ざした生の表現を学ぶことができます。
また、イギリスの学習指導要領に沿って、ステージごとに、文の長さ (=語数)、語彙、文法が、徐々にレベルアップしているので、順に無理なく学べます。
そして、最後に、可愛い挿絵を用いて、意味や内容が推測できること、そして、絵を用いて、会話練習を広げることができる点です。
練習の仕方は以下で説明します。
オックスフォードリーディングツリー メインストーリー登場人物 Kipper とその家族
オックスフォードリーディングツリー (Oxford Reading Tree) メインストーリーズの登場人物は、まず、家族の末っ子の男の子のKipper (キッパー)。やんちゃでわんぱくで甘えん坊です。
Kipper には、姉のBiff (ビフ) と兄の Chip (チップ) がいます。Biff と Chip は双子の兄姉。Biff は、陽気で活発ですが、Chip は、優しくて気が弱いのです。
そして、明るく元気な Mum (ママ) と、陽気で優しい Dad (パパ)。犬の保護施設から引き取られた愛犬の Floppy (フロッピー)、で家族が構成されています。
これらの Kipper の家族がメインの登場人物ですが、この他に、時々、おばあちゃんのGran (グラン)、Biff とChip の友人である Wilma (ウィルマ) と Wilma’s Dad (ウィルマのパパ )も時々登場します。
Wilma と Wilma’s Dad が黒人なのは、多くの海外のテキストがそうであるように、人種の多様性をテキストにも反映させているのですね。
オックスフォードリーディングツリー Oxford Reading Treeの絵本を使った学習法
オックスフォードリーディングツリー (Oxford Reading Tree) を使った学習法を、ステージ2の”The Toys’ Party“を例にご紹介します。オックスフォードリーディングツリー (Oxford Reading tree) にはCDが付属しているので、CDも併せて使用します。
以下のステップで学習を進めます。
- 導入
- 絵本を音読 (CDも使用)
- 絵本を用いてQ&Aの会話をする
まずは、お話の導入です。表紙の絵のToys (おもちゃ=ここではぬいぐるみ) を指差しながら、絵本のタイトルを紹介し、絵について質問します。最後の質問は絵を離れて、自分のことを尋ねてみます。
理解を助けるために、日本語を交えても構いません。
The Toys’ Party (ぬいぐるみを指差しながら)
What are they? (toys)
What does Kipper want? (party)
What are on the table? (cup(s), glass (es), fruits…)
What do you like to eat at a party? (cakes, orange juice, etc.)
導入の後、絵本を読み進めます。まず、文に出てくる単語の絵を指差しながら、ゆっくり文を読みます。例えば、以下のページではこんな感じです。
He got his toys. →Kipperが抱えているおもちゃを指さして理解を助ける
次に、CDを聴きながら、絵だけを見て、ストーリーを追います。そして今度は、CDを聴きながら、一緒に文字を音読します。
そして、最後に、文字を見ずに、CDにあわせて発話します。
ストーリーの音読が終わったら、今度は、ストーリーについて、会話をします。絵を見せながら質問をします。こちらも難しければ、日本語を交えても構いません。
Q1: What is Kipper thinking?
Q2: Why do they look unhappy?
Q3: Why is Floppy going away?
これらの練習方法や質問例は、付属の”Teaching Notes”に記載されています。
こんな風に、ただストーリーを読むだけではなく、ストーリーや絵について質問することで、ストーリーにより深い興味を持たせることができます。
そして、自然な会話のやりとりの中で、さらに表現や語彙を広げることができます。
オックスフォードリーディングツリーはオンラインの無料版で試し読みができる
オックスフォードリーディングツリー (Oxford Reading Tree) は、Oxford OWLという補助サイトの中の Free eBook Library で、デジタル版を無料で読むことができます。利用には登録が必要です。
上でご紹介した絵本は、登録、ログイン後、以下の手順で読むことができます。
1. 画面真ん中あたりにある「Browse the Library」のSeries (シリーズ)のプルダウンメニューから”Oxford Reading Tree”を選択
※以下イメージではオレンジ色ですが今は緑になっています。
2. 読みたい絵本を選択する
3. “Read eBook”をクリックする
こちらのオンライン絵本で、実際に読んでみることで、お子さんにはどのレベルが適しているかを確認することもできます。
音声付きで、練習の仕方も記載してあります。
ステップごとの絵本とCDのパックを購入
いつでも、気軽に手にとって、お子さんと一緒に学ぶには、ステージごとに、絵本6冊とCD、指導方法、日本語ガイドがセットになった、パックがオススメです。
また、先にご紹介した補助サイト、Oxford Owl では、eBookが無料で読めるだけでなく、ゲームや塗り絵、画像のダウンロードなどの補助教材をダウンロードすることもできます。
お子さんと一緒に本物の英語が学べるオックスフォードリーディングツリー (Oxford Reading Tree)。まずは、eBookから、試してみませんか?
*この記事でご紹介した”The Toys’ Party”はステージ2のパックに含まれています。
ではでは😊👍🏻。
【ステージ1とステージ2のCD付パッケージ↓】
STAGE 1+ FIRST SENTENCES PACK (CD PACK)